【遊劇舞台二月病「Round」】浮遊感【戒田竜治・満月動物園】
観劇していて独特の浮遊感がある。遊離感と言ってもいい。言葉との距離感に独特なものがある。それは、物語と言葉であったり、俳優の身体と言葉であったり、さまざまなモノ…
観劇していて独特の浮遊感がある。遊離感と言ってもいい。言葉との距離感に独特なものがある。それは、物語と言葉であったり、俳優の身体と言葉であったり、さまざまなモノ…
物語の力を信じている。物語に対してここまでまっすぐに信じている作劇を久しぶりに観たような気がします。 演出は基本的にモノローグ(独白)の応酬によって構成されてお…
同郷を持つ同胞にも関わらず、対岸同士のような関係をいくつかの軸で見せられる。在日コリアンと朝鮮半島にいる韓国・朝鮮人、在日1世と2世、そしてジョムンとフィソン・…
コトリ会議の山本です。 遊劇舞台二月病「Round」観劇しました。 とても辛い劇でした。 登場人物たちの置かれている状況が、どれも辛いものでした。 そして音と明…
どうも、ステージタイガーの白井宏幸と申します。 演劇に関わっている人間が劇評を書くのは、まさに諸刃の剣ということで、慎重かつ大胆に。 前半、僕は眠りに落ちてしま…
金さんの握手は、強い。 初めてお会いしたときからずっと。 私は握手する度に思う。 負けじと握り返すこの手に、 同じだけの強さが宿りますようにと。 その強さとは、…
May『ハンアリ』 海を渡って日本にやってきた家族。その3世代にわたる歴史を背景にして、朝鮮からの白い壺を集めて、やがて、小さな個人美術館を作ることになるチョン…
見終わったあと、内容的に少し重い気持ちもあったけれど、希望のような感情が心に残った。大きな要因は物語のラスト、本堂ホール奥下手の窓が開け放たれて劇場が外の空間と…
若旦那家康さんからコトリ会議は全員東京公演中なのでピンチヒッターで観劇ブログ書いて欲しいと言われ満月動物園「レクイエム」を観劇。 リアリティライン、それは簡単…
皆! 今! シアトリカル應典院で! 劇団Mayが公演してるぞ! 上演時間は2時間ちょっと! 2時間 ちょっとって! 長いぞ! 長い! 体感時間も長いぞ! 長い!…
朝鮮から日本に渡ってきた少年の一代記。 実際には親から子へ、子からその子、その孫へと綴られていく物語です。 「ハンアリ」を観ながら映画「アンダーグラウンド」が僕…
第10回のスペドラ鼎談『アワーエイジ・アワーステイジ』は、 西島宏(應典院寺町倶楽部会長)、城田邦生(元事務局)、森山博仁(事務局)をお呼びしてスペースドラマを…
2006年に上演された伝説のホラー演劇、OFFICE SHIKA PRODUCE「山犬」を元にアレンジを加えた本である。 「山犬」は以前映像で観たことがあった。…
この物語は親鸞の弟子である唯円と遊女かえでの恋の物語である。 しかし、状況が二人の関係性を複雑なものであると誤解させていく。 物語終盤になるにつれ、ジリジリと明…
なんとも不思議な時間を過ごした。 観劇中に何度も「あっ、、、、」と思わされた。 見事に手の平で躍らされた。悔しいが心地よい。 作品の中には、多くの人間でないもの…
さらばオシャカスキー 最終話「わしがスペースドラマ永世顧問!オシャカスキーであーる!」谷屋俊輔 監修 城田邦生 挿画 梅枝 次回、番外編「オシャカ…
とても残念な作品になった。これは戒田さんにとっても、劇団にとっても画期的な野心作なのだ。新しいチャレンジを提供してくれた「鹿殺し」の丸尾丸一郎の台本を、生かしき…
GAHAHAHA!!オシャカスキーであーる!! ズドラーストヴィーチェ!!縁劇フェスも大いに盛り上がり、満月動物園と劇団鹿殺しの丸尾丸一郎殿とのコラボ『レクイエ…
満月動物園と鹿殺し、丸尾丸一郎氏の脚本を満月動物園が総力を結集して舞台化する夢のコラボである。 元ネタの監禁ホラー劇『山犬』は未見だが、女性率の高い満月動物園へ…
山本さんの事だ。 少なくとも僕が知る限りで関西小劇場でメガネをかけてずっと笑顔の人は変人しかいなかった。 実は久しぶりのコトリ会議さん。 感想を一言で、と問われ…
実は匿名劇壇さんは初めてになる。 その評価も届いてきて、メンバーの人たちとは出会うのに、全くタイミングが合わなかった。 そんな事はたくさんある。 劇場に入るなり…
GAHAHAHA!!オシャカスキーであーる!! ズドラーストヴィーチェ!!縁劇フェスも大いに盛り上がり、皆も拙僧も愉しんだのであーる!!と言ってる間に満月動物園…
『戒田さんへの愛と感想ブログについてのあれこれ』 最初に申し上げますと、今回の満月動物園さんの公演と、うちのアイホールの公演の日程がどんかぶりでして、どうあがい…
こんにちは。Micro To Macro の作・演出をしています石井テル子です コトリ会議さんの 「あ、カッコンの竹」を観た感想です。 コトリ会議さんはもう何度…
この薄暗い舞台がいい。舞台正面へと突きだしているような2本の竹もいい。暗さは、夜の竹藪が舞台となる芝居だから当然そうなるのだが、それにしても、暗い。役者たちの顔…
日常的な朝の台詞が際立って、とても切なくて美しく愛おしく見えた。それはその他の不条理な人物やシーンだったり、竹やぶの暗さだったり、死のにおいが漂う暗い世界にフッ…
ステージタイガーで代表をやっているhigeです。 作家でも演出家でもないので、観劇の感想を書くのは得意ではないです。 そんな人が書いている文章なので気軽に この…
第9回のスペドラ鼎談『アワーエイジ・アワーステイジ』は、サリngROCK(突劇金魚)・一瀬尚代(baghdad café)・石井テル子(MicroToMacro…
客電が消える間際、板付きの演者たちがゾロゾロと登場する。 いつものコトリ会議のオープニングだ。 毎回の公演で着実に力を付け、伸び悩みを全く感じさせない優良な中堅…