【満月動物園「レクイエム」】「ラストはある意味崖の上」【May 金哲義 (座長・作・演出・俳優)】
戒田さんの作品はずっと不思議な世界だった。
氏にどういう始まりがあって、どんな作品に影響を受けて、
ありきたりの単語で申し訳ないが、ホントに「独特」
「レクイエム」を観ていて、
そうだ。劇団鹿殺しさんの丸尾さんの脚本だった。
鹿殺しさんは僕が拝見させていただく前にブレイクされて東京に進
だからこの作品を鹿殺しさんで上演された時の「色」
それでも気付くまでずっと戒田さんの作品だと観てたのは、
以前よりもグロく残酷な表現に耐性が薄れてしまった。
ホラー映画が大好きだったけど、いつ頃からか、そろそろ「苦手」
耐性が薄れた今に拝見できてよかったと思う。
耐性が強ければ、そこに込められている「恋」
「崖の上のポニョ」が僕は結構大好きなんだけど、
僕は「津波」という手段はさておき、
フェミニズムを尊重する世の中、
「女の子って、好きな人に会いたい時には、
と、ちょっと思春期を思い出してキュンとなったのを覚えている。
今回、会いに来る対象が戎屋海老さんなんだけど、
「愛」じゃない。
「愛」は責任が必要だけど「恋」
そのために取っ散らかった「責任」が散乱したままなのは、