【無名劇団『無名稿 出家とその弟子』】スペドラは挑戦の無限回廊【若旦那家康・コトリ会議】

スペースドラマ

コトリ会議の一劇団員ですが作家でも演出家でも代表でもないですが、私が書きます。すいませんね。

無名劇団を観るのはスペドラでだけで3度観ているのですが、年々成長を見てとれる。去年もこのブログを書かせていただいた、書いた内容も覚えている。あっという間だな、一年て。
そんなあっという間の一年で人も劇団も成長するんですね。
そういうことも見て取れました。
いいですね、スペドラに挑戦して勝ち得た結果、まだ作品づくりに挑戦できる。そして劇評を書かれて、課題を見つけられてまた挑戦する。
いいことだけど、これは挑戦地獄かもしれない。
今年の無名劇団は應典院で仏教の物語をぶつけてくるという挑戦。
應典院を劇場として使用した人にしかわからないこもしれない、お堂として使用する時の椅子を客席に据える挑戦。
それ以外にも色々な挑戦をしている。
挑んで勝ち得たと僕が観て思えたのはそういった企画力でした。
挑んで負けていることもあったと思う。
具体的に言うとハードロック系の音楽の使い方は僕は新感線のようにおもえたが、音に俳優が勝てない所も散見した。舞台の基礎をあげたが、客席がフラットな列が4列ほどあり寝芝居(時代設定状椅子は出せないもんね)が多用されるともう俳優が見えない。
けどいいじゃないか、まだまだ挑戦することが出来る。
いや、挑戦せざるを得ないのだから、まだまだ成長できるじゃないか。
スペドラを勝ち得た若手は挑戦を架され続けていってまた成長するんだと思わされた。
1ヶ月後にアイホールの公演なんて挑戦もある。
無名劇団はこの挑戦を経て、さらに力をつけていくんではないか。
スペドラを取るとは実に恐ろしい。