【私とスペドラ】「縁ってものは、やっぱりある」【裕本恭】
2013年に、自身が兵庫県出身ということもあり、関西での公演にも力を入れておりました。当時は、演劇界的にも地域公演というのが流行りで、助成金等も積極的に出されておりました。そんななか、当時の劇団東京ペンギンは自前で地域公演を行っておりました。
スペドラに参加できたのは今でも貴重な財産となっております。
スペドラで上演した「天王寺:10王子」という作品はそもそもが大阪でしか上演しない予定だったので、スタッフも現地で何とかなるでしょって気持ちで、スペドラに飛び込み、始まりました。
そこで匿名劇壇のニシノトシヒロと知り合い、本当に東京から技術スタッフを同行させずに公演を実現してしまいました。
舞台監督、音響、照明、制作、はてまたゲネ写真の撮影まで、大阪の方にそれは本当にありがたい助けをいただきました。
その後、4年ぐらい経ち、私は花まる学習会王子小劇場の職員になりました。劇場で働いていて、嬉しいことに壱劇屋、匿名劇壇が公演をしてくれました。4年ほど前に出会ったのに再び出会うことができる。
ありがちですが、縁ってものは、やっぱりあるんだな。と思いました。
私は諸事情ありまして、今はサラリーマンになりましたが、3年ぐらいしたら再び演劇の世界に戻って来るつもりです。
スペドラで出会った縁は今も脈々と生きていると思います。
匿名劇壇は今回のスペドラで上演される「レモンキャンディ」を花まる学習会王子小劇場で上演いたします。スペドラで上演されるこの作品が、東京でたくさんのお客様に衝撃を与えることを心の片隅で祈っております。
また東京公演をお考えの方は一度ぜひ花まる学習会王子小劇場へご連絡をば。
以上、裕本恭でした。
裕本恭・深夜ガタンゴトン
space×drama2013参加
裕本恭プロフィール
2013年のスペドラに劇団東京ペンギンで参加。
2010年に劇団東京ペンギンを旗揚げ、東京を拠点に活動。2013年にスペドラに東京から参加。2015年に劇団を解散し、プロデュース形式で深夜ガタンゴトンを主宰する。花まる学習会王子小劇場のプロジェクトディレクターとしても活動。2017年、演劇とはかけ離れた業界の某会社員となる。
深夜ガタンゴトン公式サイト
http://midnightexpresstok.wixsite.com/tokyo