【私とスペドラ】僕の今の原点【河原岳史】

私とスペドラ~スペースドラマ14年の担い手たち

こんにちは。
劇団壱劇屋の河原岳史です。

space×dramaの思い出を書き綴るこのブログ。
実は今、僕が壱劇屋にいることとスペドラは大きく関係があります。

2012年の夏頃、僕はまだその頃壱劇屋に入っておらず、フリーでお芝居をやったり、ダンスをしたり、舞台スタッフのバイトをして過ごしていました。

そんな時にスペドラに参加していた壱劇屋の公演を観ることになります。
それが壱劇屋第17回公演の「回想電車999」です。

それまでは壱劇屋の公演を見たことがなく、京都でやっている「ギア」という舞台で、ご一緒させてもらっていた大熊さんとだけお知り合いという関係でした。
とても期待して観に行った、というよりもギアの外での大熊さんの舞台はどんなものなのかな?くらいで観に行った感じでした。

当日券で整理番号15番くらいまで待ち、かなりパンパンの後ろの端の席で見た覚えがあります。
パントマイムと演劇の融合した新しい表現を観て、僕もやってみたいと思いました。

回想電車999を観てしばらくした頃、壱劇屋が新人劇団員を募集しているというニュースを耳にしました。
やってみたいなと思っていた僕は割とすぐに応募しました。
そこから何やかんやがあって、壱劇屋に入ったのですが、壱劇屋に入ったきっかけがスペドラであったのは間違いありません。

その後、壱劇屋に入ってやっと壱劇屋の一員になれたと思ったのもスペドラでした。
その翌年「SQUARE AREA」という作品でスペドラに出た時です。
入団して半年、壱劇屋に少し慣れ、自分の意見を稽古中に言えた時に「あ、僕は壱劇屋に入れたんだな」と感じた瞬間があったのです。
やはりそれに至ったのも、スペドラの提携公演で全員一丸となっていいものを作ろうとしたからだと思います。

こんな経緯があり、僕が今も壱劇屋にいるのはスペドラが大きく関わっております。

今年が最後になってしまうのが非常に残念ですが、こんな演劇祭があったんだ、これが僕の今の原点だ、というのはずっと言っていきたいと思います。
長い間、お疲れ様でした。

河原岳史・劇団壱劇屋
space×drama 2013参加

河原岳史プロフィール

劇団壱劇屋所属。俳優、ブレイクダンサー、映像作家。

劇団壱劇屋次回公演

東名阪三都市ツアー2017
劇団壱劇屋「新しい生活の提案」
作・演出:大熊隆太郎

大阪公演:5/26(金)~31(水)@HEP HALL
愛知公演:6/3(土)~4(日)@名古屋市千種小劇場
東京公演:6/22(木)~27(火)@萬劇場

壱劇屋WEB

http://ichigekiyaoffice.wixsite.com/ichigekiya