「アーカイブ×スペドラ」第10回 ~space×drama2012

スペースドラマ回顧録

スペースドラマ 【中の人】が綴るリレーブログ「アーカイブ×スペドラ」の第10回は2012年。

2012年

開催スケジュール、どうするか――

制作者会議がはじまる前、優秀劇団が2劇団ある事で、頭を悩ませていた事を記憶している。最終的に、トップバッターに『May』、ラストを『Micro To Macro』という順番に落ち着いた。

さて、この年からそれまでの企画がブラッシュアップされる。1Fロビーを幟にプラスして赤い布でお祭り感を演出。率先して纏めてくれたのは『ともにょ企画』。

『超人予備校』からは、劇団単独公演との違いをアピールするために應典院1Fのウォールギャラリーに参加劇団の紹介パネルの展示が提案された。

スペドラがいっそう華やかになったことは言を俟たない。

「劇評ブログ」は「感想ブログ」へとマイナーチェンジ。お客さんが見て楽しめるエンターテイメント要素がよりつよいブログになった。

意外に売れたのは「2劇団つづり券」、これは『月曜劇団』の発案。

2011年の共通チラシは派手だったので、この年はシンプルに攻める。各劇団への推薦文を演劇界の先輩方からいただいた。そんな中、『劇想からまわりえっちゃん』への推薦文は、青沼リョウスケの母親からのあたたかいメッセージだった。

優秀劇団には『劇団壱劇屋』が選出され、若手枠と一般枠が混合となって、はじめて若手枠から優秀劇団が選出された。『劇団壱劇屋』の公演は3ステージしかなく、全公演満席だった。

(應典院寺町倶楽部事務局 森山博仁)

應典院舞台芸術祭space×drama20012 参加劇団

May 『ファンタスマゴリー』 7月5日(木)~7月8日(日)
MicroToMacro 『残響アナザ―・ヘブン』 8月30日(木)~9月2日(日)
劇想からまわりえっちゃん 『赤い男の青い春』 7月17日(火)~7月18日(水)
ともにょ企画 『エンカウント LOVE!』 7月11日(水)~7月15日(日)
超人予備校 『すぺどら space×dragon』 8月3日(金)~8月5日(日)
劇団壱劇屋 『回想電車999』 8月7日(火)~8月8日(水)
月曜劇団 『SF』 8月22日(水)~8月26日(日)

◆三者協働プロデュース劇団(優秀劇団)選出:劇団壱劇屋

【中の人】が振り返るスペースドラマ14年!

スペースドラマ【中の人】が綴るリレーブログ企画「アーカイブ×スペドラ」は、スペースドラマを主催してきた應典院寺町倶楽部会長 西島宏、元事務局 城田邦生、事務局 森山博仁の3名が執筆。スペースドラマ14年間を1年ずつ、【中の人】が振り返っていく連載企画です。

次回、第11回は4月18日公開予定。2013年を森山博仁が振り返ります。

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「space×drama (スペースドラマ)」に所縁のある人たちによる、「アワーエイジ・アワーステイジ」と題した鼎談形式でのトークイベントを連続10回に渡ってWEB配信中! アーカイブもご覧いただけます!

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