【私とスペドラ】―(好きなんやなぁ。)―【森山博仁】
2007年5月から應典院の演劇担当に着任し、以降10年スペドラに関わり続けている。制作者会議→開催期間→参加劇団募集→制作者会議→………。振り返ると、一年間ずっとスペドラのオペレーションをして10年歩んできたんだなぁ。と。さすがに10年分書くと膨大になるので、いろんなコンテンツで少しずつ振り返っていきたいと思います。「特にこの年が良かった」とか、「この年の劇団と盛り上がった」という事はなく、どの年の演劇祭スペドラも好きでした。やはり参加劇団が違うと狙いも違ってきたりして、カラーの違う演劇祭が出来上がるので毎年、楽しみでした。嬉しいのは、受付に座っていると、スペドラ共通パスを持っているお客さんと仲良くなれたことですね。スペドラの閉幕すると決まった2016年は、お客さんから「寂しい」「何で最後なんですか?」とお客様から直接、スペドラへの思いを聞けたのは嬉しかったです。…みんな、スペドラ好きなんやなぁ。
いつもたくさんの応募があったとは言えないが、「スペドラ、出たいです。」と劇団から応募の意思表明が来るとやっぱり嬉しかった。制作者会議でも、たくさんの劇団と意見交換が出来た。会議が終わると毎回のように、第二会議場へ移動して、劇場への思いや要望、関西小劇場界への希望や悔しさなど、夜遅くまで話をしていた。…みんな、演劇好きなんやなぁ。
共通チラシが出来上がる。この瞬間は毎年一番ドキドキする。今年も例外なく、ドキドキしている。09年は僕が途中まで作成をしていたが、チラシのサイズが大きくなり、中面(公演情報が載ってる所)のデザインが少し変わったので、途中でスキルも時間も追いつかなくなり、(ほら、他の業務のあるからさぁ。)チャーハン・ラモーンさんに依頼をした。その翌年より今までずっとチャーハン・ラモーンさんにお願いしている。感謝しかない!!
14年間の集大成として應典院舞台芸術大祭space×drama〇が開催される。一つのお祭りが無くなるのはやっぱり寂しいけど、最後だからやろうぜ!と出てきた企画は、盛りだくさん過ぎて、みんなスペドラ好きなんやなぁって思いました。そんな思いをお客様にも届けたいと思います!って書いてる僕もスペドラ好きなんやなぁ!
森山博仁(應典院スタッフ)
space×drama2007から参加