【私とスペドラ】支流から本流へ【若旦那家康】

私とスペドラ~スペースドラマ14年の担い手たち

私は今、コトリ会議に所属しているが、コトリ会議がスペースドラマに出場している時はまだコトリ会議を知らなかった。スペースドラマで上演された「びゅいーん、瓶」の次の作品でコトリ会議の客演に呼ばれてコトリ会議を知ることになる。知り合ってその次の公演、スペドラで優秀劇団に選ばれたために芸創でおこなわれた「新しい。びゅいーん、瓶」では芸創の管理スタッフとしてコトリ会議を受入側になる。スペドラの三者協働プロデュース「桃の花を飾る」の時に当時のコトリ会議代表の笠江さんが劇団を辞めることを知り、このままではコトリ会議がなくなると思い、入団をかって出たのである。

あれ?スペドラと私の話のはずがコトリ会議と私という本流でない話をしている。

えっと私とスペドラ…スペドラは若手劇団に所属していなかった私には参加する縁はなく、観るものであった(突劇金魚「愛情マニア」を観ていることは今となっては感慨深い)。初めて参加したのはピンク地底人の時の舞台監督であり、スペドラの趣旨もわからず、ただ面白いものをつくろうとしていた。私としては面白かったのに、ピンク地底人は選ばれず、私は肩を落とした。次はかのうとおっさんに呼ばれて参加する。「そんな若手じゃないし、とれるかい!」と思っていたらやはり取れなくて、肩をすくめた。そして昨年、劇団冷凍うさぎの制作として呼ばれて、初めてスペドラがどういうコンセプトで開催されていたかを知り、気付きがあった。もっと早くからわかっていてがっつりやりたかったなと思った。(あ、劇団冷凍うさぎもとれなかった、ごめんよ)
それなのに今はコトリ会議に制作としても所属しているため、スペドラ◯委員会に唯一スペドラ受賞経験者ではない者として参加できている。これは大変嬉しく思っている。
関西の演劇のメインストリームを端から観ていたはずがだんだんその流れの中につながっていけて、この流れが次はどうなっていくのかをど真ん中で観れることを嬉しく思っている。

若旦那家康・コトリ会議
(space×drama2011・2013・2016参加)
2011年ピンク地底人の舞台監督、2013年かのうとおっさんの舞台監督、2016年劇団冷凍うさぎの制作

若旦那家康プロフィール

神戸大学はちの巣座→上海太郎舞踏公司→フリーの演劇関係なんでも屋→大阪市立芸術創造館スタッフと平行してコトリ会議→フリーの舞台の隙間産業と平行してコトリ会議所属と流れ着いたはや38歳

公演情報

應典院舞台芸術大祭space×drama○ 参加
コトリ会議「あ、カッコンの竹」
5/26(金)19:30
5/27(土)11:00/15:00
5/28(日)11:00/15:00
5/29(月)15:00
4月に名古屋、6月に東京、7月に新潟、8月に仙台で公演あり

コトリ会議ホームページ

http://kotorikaigi.com